2024.07.0500:00
shortfilms 豆知識
BIGMAMAの1st miniにあたるshortfilmsというアルバムの豆知識なんですけど。
この作品だけギター、ベースの楽器のチューニング、初期設定が半音下げで製作されています。
これは単に当時の海外バンドのトレンドに憧れて、
チューニングが下がると、骨太な音が出しやすいという理由で、自分たちでなく、当時色々なバンドが取り入れていたことでなんとなく、さほど特別な意識はなかったのですが、この作品のレコーディングや、その先のライブで取り入れていくうちに、
ここに大きな難関がありました。自分たちの特性の躓くことになります。
そう、ヴァイオリンには半音下げ、というか楽器の設定をいじる、チューニングを変える概念がそもそもほぼないと言っても過言ではないかと思われます。(あるにはあるだろうけどそこまで一般的ではないはず)
つまり、これによって何が起きるかというと、
お互いに解放弦といって、楽器の指板を指で押さえずとも鳴らすことができる、
安定した音、シンプルなコードがあるんですけど、そしてそれを最もよく使う、んですけど、
お互いの楽器の気持ちいい音、ポイントが合わない、ズレているということが起きてしまったんですね。
みんながジャーンてやってる時に、どちらかは必ず難しいコード引いてるみたいな。
ステージの上では心を一つに、なはず。なんて健全じゃないんだ!
作品が出てライブがあって、ギターなど弦楽器と、ヴァイオリンのチューニングが別、というめちゃくちゃハイリスクしかない状況を、わざわざ自分たちで作ってしまっている事態、その後のライブで何度も苦い経験をして、流石にそれは是正ずべき、みたいな経緯があって、
次作からはあっさりと基本レギュラーチューニング、ギター、ベース、ヴァイオリンのチューニングが揃う、みたいな感じになってます。はよ気づけや案件。
なので、当時の音源shortfilmsを聴くと、心なしかアンニュイ、なんかちょっと暗くて情緒不安定な空気かと思われます。いいえ、ただ音程が不安定なのです(身も蓋もない)。
でもそれが良いと思う方もいるかもしれません。
音楽自体、楽曲に正解はありませんから。多少マゾっけがある方な気もします。(ど偏見)
それでいうと今回、全体を通して、あまり再現という言い方はしないように気をつけています。そもそも演奏している人も違いますし、当時のチューニング、音程の不安定さまでは再現しなくていいかな、みたいな。
shortfilmsという作品のリリースパーティー、兼ライブハウスの周年のお祝いですから、心を込めてお祝いができれば万事OKくらいには考えています。
という豆知識でした。🕊️/
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ミルク
2024.07.05
八王子大成功しますように🙏
とおくから祈っております😊1 -
Mi-wa♡
2024.07.05
豆知識を頭に入れつつ全力で楽しみます!!
1 -
みソ
2024.07.05
この豆知識を知ってしまったら半音下げで聴いてみたくなるような...
大好きなlook at meを聴けるのがすごく楽しみです!!
short filmsの曲たちが今のBIGMAMAの曲たちとどのように組まれていくのかも楽しみにしています!1 -
サキ
2024.07.05
八王子、大成功を祈ってます!
魂とばしておきます!1
しょーきち@音楽
2024.07.07
この豆知識は貴重な…!